「タクシー」
毎年年末になると喪中はがきを頂いて驚きます。今年もお客様や同級生などたくさんの訃報がありました。その中で店をしている頃に30年ほどの間、毎日乗せて頂いたタクシー運転手さんが亡くなられたという奥様からの喪中ハガキです。もう10年近く前にご家族の勧めでタクシーを辞められましたがその後もずっと親しくさせて頂いていました。
当時の私たちの出勤時には毎日自宅前で待機、店の閉店頃には店の前で待機、いつでもどこへでもお迎えに来て頂き無理ばかりを訊いて頂きました。好景気時代の年末のタクシーがない時も923優先でとんぼ返りでお迎えお送り頂きました。とうとう9235というナンバーをとられ923号ですという凝りようでした。ご家庭では子供さん達も立派にお育てで医師や学校の先生になられてご活躍されています。毎日ご一緒だったのに写真が無かったのが残念です。
長い間お世話になりました。ご冥福をお祈り致します。