923号

「タクシー」
毎年年末になると喪中はがきを頂いて驚きます。今年もお客様や同級生などたくさんの訃報がありました。その中で店をしている頃に30年ほどの間、毎日乗せて頂いたタクシー運転手さんが亡くなられたという奥様からの喪中ハガキです。もう10年近く前にご家族の勧めでタクシーを辞められましたがその後もずっと親しくさせて頂いていました。
当時の私たちの出勤時には毎日自宅前で待機、店の閉店頃には店の前で待機、いつでもどこへでもお迎えに来て頂き無理ばかりを訊いて頂きました。好景気時代の年末のタクシーがない時も923優先でとんぼ返りでお迎えお送り頂きました。とうとう9235というナンバーをとられ923号ですという凝りようでした。ご家庭では子供さん達も立派にお育てで医師や学校の先生になられてご活躍されています。毎日ご一緒だったのに写真が無かったのが残念です。
長い間お世話になりました。ご冥福をお祈り致します。

義士祭

「忠臣蔵」
昔は年末になるとテレビで「忠臣蔵」の映画やドラマが必ず放送されていましたが、今の若いものは「忠臣蔵」のことを知らない。我が家近くに大石内蔵助が隠棲していたという「大石神社」があり12月14日の討ち入りの日に義士祭が行なわれています。コロナで中止していましたが今年は復活、義士行列が毘沙門堂から大石神社まで4~5時間をかけて練り歩きます。大石神社ではお参りの後「エイ、エイ、オー!」の勝どきです。

いもがら

「いもがら」
親戚から”食べるか?”と「芋がら」が送られてきた。紐のようなつるのような食べ物とは思えないようなもので初体験。訊けば里芋の茎で、生のものが「ずいき」で、皮をむいて乾燥させたものが「芋がら」ということです。灰汁抜きをして油あげとミンチを入れて焚いてみると美味しくて酒のアテには最高、はまってしまいました。
戦国武将の必須アイテムにも「芋がら縄」なるものがあって芋がらを編んで味噌で煮たものを乾燥させたものがあったそうです。ある時は縄として、ある時はお湯などで溶かして味噌汁として使っていたとのことで栄養価も高いらしい。
そういえば宮崎県に「いもがらぼくと」という歌があったことを思い出して調べてみると「いもがら」で作った木刀のことで宮崎県民の優しさ、お人よしを歌っているらしいです。

山口華楊

「山口華楊」特別企画展
動物や自然の命の美しさを描かれた華楊先生の代表作54点が展示されています。先生は画塾「晨鳥社」を率いて後進の育成にもご尽力されましたが、その塾生の方々が今や画壇の重鎮です。40年ほど前は「晨鳥社」の新年会の二次会はいつも923でしたので当時は先生にも店にお越し頂きました。
今日は本当に素晴らしい作品の数々に感動し圧倒されました。どうぞあと2日間ですが皆さまにもお勧め致します。11/23(祝)まで、月曜休館、65歳以上無料。堂本印象美術館。

智積院

「智積院」
東山七条の智積院の紅葉です。いつも通りがかりで寄ってみますが観光客も少なくて拝観料も不要で有難いことです。今年は工事中ですが紅葉は素晴らしいです。

櫃本瑠音リサイタル

「櫃本瑠音チェロコンサート」
私の店の40周年パーティーでも演奏して頂いた櫃本瑠音さんが4年間のパリ留学を主席で卒業して帰国、京都で最初のコンサートを行います。店でも何度かライブをして頂きましたので覚えておられるかと思います。お時間ございましたら素晴らしいチェロを堪能して頂きたいとご案内させて頂きました。今月のジュネーブ国際音楽コンクールで3位を受賞されたピアニスト五十嵐薫子さんも出演されます。
★櫃本瑠音チェロリサイタル★
●日 時 11月25日(金) 18:00開演(17:30開場)
●場 所 青山音楽記念館(バロックザール) 075-393-0011
上桂駅(阪急嵐山線)から300メートル
●曲 目 ラフマニノフ「チェロソナタ」、ピアソラ「グランタンゴ」他
●チケット 前売り3000円 当日3500円
お申し込みは青山音楽記念館(075-393-0011)但し月火は休館
またはkhitsumoto28@gmail.com

「収穫の秋」
今年も収穫の秋でいろんな物を頂戴します。丹波からは黒豆の枝豆や栗など、新潟からは新米、北海道からは大量の玉ねぎとジャガイモ、早速じゃがバター。岡山の知人も絶対美味しいよとピーナツ送ってくれました。
近所へもおすそ分けして相変わらず戴きもの生活で嬉しいことです。