「タクシー」
毎年年末になると喪中はがきを頂いて驚きます。今年もお客様や同級生などたくさんの訃報がありました。その中で店をしている頃に30年ほどの間、毎日乗せて頂いたタクシー運転手さんが亡くなられたという奥様からの喪中ハガキです。もう10年近く前にご家族の勧めでタクシーを辞められましたがその後もずっと親しくさせて頂いていました。
当時の私たちの出勤時には毎日自宅前で待機、店の閉店頃には店の前で待機、いつでもどこへでもお迎えに来て頂き無理ばかりを訊いて頂きました。好景気時代の年末のタクシーがない時も923優先でとんぼ返りでお迎えお送り頂きました。とうとう9235というナンバーをとられ923号ですという凝りようでした。ご家庭では子供さん達も立派にお育てで医師や学校の先生になられてご活躍されています。毎日ご一緒だったのに写真が無かったのが残念です。
長い間お世話になりました。ご冥福をお祈り致します。
月別: 2022年12月
義士祭
「忠臣蔵」
昔は年末になるとテレビで「忠臣蔵」の映画やドラマが必ず放送されていましたが、今の若いものは「忠臣蔵」のことを知らない。我が家近くに大石内蔵助が隠棲していたという「大石神社」があり12月14日の討ち入りの日に義士祭が行なわれています。コロナで中止していましたが今年は復活、義士行列が毘沙門堂から大石神社まで4~5時間をかけて練り歩きます。大石神社ではお参りの後「エイ、エイ、オー!」の勝どきです。
いもがら
「いもがら」
親戚から”食べるか?”と「芋がら」が送られてきた。紐のようなつるのような食べ物とは思えないようなもので初体験。訊けば里芋の茎で、生のものが「ずいき」で、皮をむいて乾燥させたものが「芋がら」ということです。灰汁抜きをして油あげとミンチを入れて焚いてみると美味しくて酒のアテには最高、はまってしまいました。
戦国武将の必須アイテムにも「芋がら縄」なるものがあって芋がらを編んで味噌で煮たものを乾燥させたものがあったそうです。ある時は縄として、ある時はお湯などで溶かして味噌汁として使っていたとのことで栄養価も高いらしい。
そういえば宮崎県に「いもがらぼくと」という歌があったことを思い出して調べてみると「いもがら」で作った木刀のことで宮崎県民の優しさ、お人よしを歌っているらしいです。